世界と日本の税金の仕組みの違い

日本では、相続税の課税を強化する動きがありますが、世界では相続税を廃止する方向に動いています。それは、所得税を払っているにもかかわらず、更に相続税をとることは2重課税という考え方があるからです。

また、法人が払う法人税をより優遇をして多くの企業を呼び込み、国内産業を発展させようという取り組みをしている国も多くあります。

日本でもそういった取り組みを進めてはいますが、まだまだ世界水準からすると高い方で、日本のように債務が多い国では財源の確保をどうするのかが論点となっています。

新興国をはじめとする多くの国では1企業が払う税金を抑えてたとしてもたくさんの企業に払ってもらう方が、長期的に見ると税収が伸びるのではないかという仕組みです。

日本では、逆に大企業からお金を集めて庶民の所得税を下げることで経済を活性化できるのではないかという考え方もあります。そのうえ、世界には税金がほとんどかからない地域もあります。

企業は簡単に国籍を変えることができるため、高い税金を払いたくないために賢い企業はより税金の安い国へと企業の本拠地を移す可能性が今後もあります。