世界の税金の違いと特徴

ドル

消費税が昨年から8%となり、日々の生活の中でふと「高いな」と感じることが多々あります。今後10%まで引き上げられることは既定路線ですし、日本の人口構成比や財政状況を鑑みると、更に上昇していくことは間違いないでしょう。

世界の国々と比較するとそれでも日本の消費税は低い方とされています。ヨーロッパ諸国ではスウェーデンの25%を筆頭に20%付近に設定している国が多く見受けられます。

しかし単純に消費税だけを比べても意味はなく、例えばスウェーデンでは高い税金の個人負担の代替として、様々な恩恵があることが特徴として広く知られています。

医療費や学費が無料である、と言ったように福祉面の充実が日本の比ではないのです。また所得税を含めた日本の個人税金負担も、世界から見ればそれほど高い水準にはありません。

そういった事例を出すことで、財源確保の為に社会保障費の個人負担分も上乗せされていく機運はありそうです。現実問題として支出は増加の一途をたどっており仕方のないことではありますが、義務を果たした分の保障はせめて確実に欲しいところですね。